美しきスマホゲームアプリたち -ほっこり編-
こんにちは、デザイナーのひとみです。
夏が大好きなくせに休みの日は毎日引きこもってゲームか映画ざんまいです!
そんな引きこもりですが、デザイナーはデザイナー。ゲームをしていても映画を見ていてもデザインやクオリティを見てしまいます。
そこで今回は、過去にダウンロードしたことがあるゲームアプリの中で、うっとりするほど美しいと感じたアプリをご紹介します!
今回ご紹介する条件は「絵本タッチほっこりテイスト」に絞っています。
どれも主線を使用せずに色だけで表現しているのが特徴です。
C.A.T.S
ロシアにあるZeptlabという会社が作った、戦うマシーンを改造して対戦相手に勝とうというゲームです。
本体にタイヤや様々な部品を装備するところまでを操作し、バトルはオート!勝っていくと部品をもらえるので、さらに強いマシーンにしていきます。
バトルだけど絵本タッチな上にキャラクターが猫なのでほっこり。そしてバトル中はドタバタと攻撃開始するので可愛さ満点です!
このゲームアプリの優れたデザインポイントは、優しい木のぬくもりが細かく書かれていて部品ごとに表情が違うことや、可愛らしいステッカーのデザイン。ステッカーをもらえるとテンション上がってIT屋さんのMac Bookのように本体に貼り付けまくっちゃいます笑
私が素敵なところは、ほこりや光の入り方などがドラマティックに描かれているところです。
ほこりがキラキラ舞ってるので倉庫感や男子っぽさを感じれます。オートバトルなので、バトルだけではなく周りの世界がドラマティックでも問題なし。むしろ世界観が強く演出されてるおかげでずっと見れちゃいます。
地面だけ写真を用いてるのもリアルと手作りの中間さが見えて素敵。
奥行きのぼかし方もリアルなので違和感なく見れちゃいます。
猫の息遣いアニメーションがもちもちしてるのも最高に可愛いのです!
その猫はアバターとして着せ替えできたり柄変更もできるのですが、なぜかうさぎの耳がありアイデンティティをなくしてまでうさぎ耳をつけてしまいました笑
なので今私の猫は、顔が猫で耳はうさぎという可愛いを詰め込んだキャラクターになっています笑
とても簡単にできてほっこりできるので空いた時間にさくっと癒されます。
Tiny Thief
何年か前のAppleクリスマスキャンペーンで無料配布されていたのをダウンロードしてプレイしていました。
イタチの相棒を拾いながらお宝をゲットして人々を助けていく正義の泥棒さんのお話です。任天堂さんからもゲームソフトとして発売するほど人気なので一度は見たことがある人もいるかも?
可愛らしいキャラクターと完璧なまでのアニメーションが、プレイを飽きさせません。ゲームアプリで唯一全クリできたのがこのTiny Thiefです。
ハマった要因中でも色の使い方と細かいところの書き込み、音の使い方はうっとりするほど!ここまでこだわって制作していきたいと思いました。職人ですね。
残念ながら、iTunes配布は終了しており、iPadでも操作できないため再プレイできず。もう一度やりたいので任天堂さんに課金しようかな・・・。
The Little Fox
キツネが走る方向を操作してゴールするゲームです。
綺麗な世界観に見とれてるとすぐに失敗してしまう、ちょっと操作が難しいゲームでいまだに1面もクリアできていません笑
プレイ画面は青い世界(1面だけかもしれませんが)で統一されているため、何回失敗しても辛くなることがありません。またポリゴン感も可愛らしさのポイント。早くキツネさんをゴールさせてあげたい・・・。ゲーム技術がなさすぎていつまで経っても1面のままでごめんよ〜。
ポリゴンのざっくり感と透明感が可愛い。
Stack Buddies
立ち上げたこの時点で可愛い!
モンスターがブロックを落としていくので、そのブロックを積み上げていくゲームです。単純なゲームなので空いた時間にちまちまできます。
プレイ画面はフラットなデザインで可愛さがさらに上がっています。目が痛くならないシンプルなデザインと不機嫌そうなモンスターに癒されますねえ。
これも、雑な性格が故に全然積み上げることができず、クリアラインに到達しません笑
背景にうっすらデザインが入っているのが、プレイの邪魔になることなく奥行きを出していますね!
PANIC DROP
先ほどのStack Buddiesとは打って変わって、フォントにFuturaを採用したシュッとしたデザインのゲームです。
真ん中にいる黒いキューブが滑っていくので、障害物を避けたりアイテムをとっていきます。このキューブがなかなか早いので焦る焦る。パニックと名前につくだけありますねぇ笑
プレイ画面は、フラットなコースデザインでアイテムが立体的なデザインになっています。
アニメでもそうですが、人物と背景のタッチを変えて動きに集中してもらう効果がありますよね。同じように、タッチを変えてることで差別化できて分かりやすくなっていると感じました。
Monument Valley
美しい。の一言!
トリックアートのような世界を巡る旅のゲームです。ステージには様々な仕掛けがされており、その仕掛けを動かすことでステージの形が変わり、ゴールしていくものです。
ステージ選択画面やアイコンは細く白い線を基調としたデザインになっており、線を使わない全体的なデザインと反しているためコントラストにもなり、分かりやすいUIになっています。
時々幾何学な模様のデザインがあるので仏教的なデザインが好きな私は大興奮です。
キャラクターのデザインもステージのデザインも、シンプルでミニマルデザインになっています。そのため、トリックを探すのに時間がかからず、考えながら画面を触って進めることができます。
2も出てるので欲しくなっちゃいます。
ステージが変わるたび、違う国に行ったかのような世界観。箱庭ぽさも素敵ポイントです。
おじいちゃんの記憶を巡る旅
本物の手書きイラストの絵本をそのまんまゲームにしたようなクオリティ!そのクオリティは、2017Apple Design Awardを受賞しただけあって本当にすばらしいとしか言いようがありません。
主人公のおじいちゃんと旅をしながらパズルを解いていくものです。
夕暮れの太陽の光や岩の影も、あらゆる部分が美しく、進めるたびに画面いっぱいを見渡してしまうほどです。じーっと見つめては綺麗なアニメーションに学ぶことがあると感じています。
実際に手書きで作ってるようです。手書きの温かみと、デジタルの規則正しいアニメーションがマッチしています。
手前の草むらを描いてしまうのがずるいですね!ぐっと奥行きが出て、おじいちゃんとその先にいる人物だけではなくさらに奥にある山を思わず見つめてしまいます。
ダウンロードするのにお金がかかりますが、かけてもいいと思うぐらいに美しく素敵なアプリです。
Splitter Critters
「スワイプして続行」という文言から始まるゲームです。この「スワイプして続行」こそがこのゲームの操作を表していて、秀逸なチュートリアルだと感じます。iPhoneのロック解除画面と同じように、それだけで操作方法がわかるようになっています。
こちらも2017Apple Design Awardを受賞したそうです。
このゲームは、ステージを紙のように引き裂いて、引き裂いた両端を並び替えてちいさなエイリアンを宇宙船まで導いていくものです。
もちもちしたエイリアンが行ったり来たり、エイリアンを食べちゃう敵を避けるために必死にステージを引き裂いたり。単純ではありますが、考えながら進めるので頭の運動になります。
マットなデザインにスマートなグラデーションが綺麗です。
背景にグラデーションがかかっていたり、空や後ろの風景が濃い色から薄い色へ変化していることで、引き裂いたあとに並び替えたときに左右で色の差が生まれて分かりやすいインタラクションになっています。
それぞれ単純な操作でクリアできるものばかり。毎日ログインボーナスやガチャなどがないため、HPをごりごり削られずに済むのでこういうゲームがとても好きです。
中にはダウンロードの時点でお金が発生するアプリもありますが、それでもダウンロードしたいと思うものばかりです。
ゲームしながらほっこり癒されたい方はぜひダウンロードしてみてください!