デザイン ≠ アート
こんにちは、デザイナーのひとみです。
今回は、よくデザイナーの面接時に聞かれるデザインとアートの違いについてお話させてください。
アートに近い。感覚やセンス重視に近い。は間違い?
センスが先にくることはないのかなと思ってます。
なぜならば、デザインはビジネスの成功確率を最大化することである。というデザイン界の名言があるほど、デザインはビジネス寄りだからです。
いうなれば、ビジネスを成功させるための手段ということです。
たとえば、営業も同じくビジネスを成功させるための手段です。手段の一つとしてデザインは社会に貢献していると感じます。
なので、自分の表現したいことを表現するといったアートとは離れていきます。
しかし、ビジネスはそのまま世の中に出してしまうと見栄えや使い勝手が悪く、人間が利用するにはかけ離れてしまうためデザインの力でビジネスを良くしていきます。
自分の表現したいことを人に見てもらい、何かを感じてもらうのがアートでビジネス観点が先に来て見た目や設計に落とし込んでビジネスや世の中に貢献していくのがデザイン。と、まとめてみました。
過去の記事でも少し紹介しているので併せて読んでみてください。
どんな思考でデザインはできていくのか
メゾンマークを例に解説してみます。
まずはロゴ。
メゾンマークは「仲間の幸せを共に実現し、 MAISON MARCに関わる全てを幸せに」という理念の元、メンバーのやりたいことをやろうというメンバーが集まっています。そのため、1つの事業やサービスだけに特化することがありません。
なので特徴が出るシンボルマークは、創業してしばらく経つまでは考えておりません。
ロゴのアピールポイントとして、ギュッとした太めのフォントを使用していることがあげられます。丸みがあるどっしりとしたところもポイントです。
以上のような考えや理念、将来のことを考えながらロゴデザインとして落とし込んであります。
次は、コーポレートカラーについて解説します。
メインカラーのネイビー:海の広さと深さを表しています。これはビジネスの視野、観ているところの視野を広げようという想いとどんな事業も考えも深く追求していこうという想いを深海に例えています。
ポイントカラーのイエロー:より洗練されていてクリエイティブに富んでいることをイメージしてネイビーによく映える、補色のイエローを選択しました。なのでネイビーありきのポイントカラーとして考案。
こういった考えのもと、力強さや洗練された雰囲気のでる気持ちが良いところで色味を調整しています。そのため、モノによっては微妙にカラーを変えてます。
それが一番わかりやすく表現されているのは名刺です。
実際の名刺を撮影し、少しだけ明るさ調整をしました。
見ての通りポイントカラーであるイエローがくすんでいて彩度を薄くしてあります。
メインのネイビーは分かりづらいですがこちらも色味をくすませてあります。色もより一層暗くしてます。
理由としては、手にしたときや名刺交換で相手の手に渡ったときにおしゃれさを感じてほしかったからです。メンバーのテンションをあげられ、名刺交換をした方にも好評をいただいております。この名刺を渡すだけで見た目の美しさやおしゃれさを演出するデザインをすることが分かるようで、メゾンマークの宣伝として役立っています。
名刺のカラーに続き、次は名刺のデザインを解説。
と思いましたが、長くなりそうなので別の記事でご紹介します。
こうやってビジネス観点で設計していくことがデザインとなります。
以下、デザインの語源です。
問題解決が根本にあるので、冒頭でもお伝えしたようにアートとして表現したいことを表現するのは遠いのかなと。
こんなビジネスなんだけど、ここが問題なんだよね。を、デザインすることで解決に導く。文字だけで表現するだけではなく、見た目で理解できて人間が行動に移せるようにしていく。こういった思考がデザインを形成していくと考えています。そのため、「センスがないのでデザイナーになれないです」という方にはいつも、センスとは知識の上に立つもの。センスは経験して洗練させていくもの。だからデザインの概念から勉強することでデザインできます。
デザインの本質を考えてデザインをしたい方、メゾンマークでデザイナーとして活躍してみませんか?
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