リテンションマーケティングとは
こんにちは。現在プランナーとマーケティングの担当をしているHIKARUです。
今回は僕が業務で行っているソーシャルゲームのリテンションマーケティングについて書かせていただきます。
リテンションマーケティングとは
既存ユーザーの維持や離脱したユーザーの再訪を狙ったマーケティングになります。
ソーシャルゲームのリテンションマーケティングは利用をやめてしまったユーザーにもう一度遊んでもらう、または利用中のユーザーが離れないようにする為のマーケティングです。
商品やお店では継続的に利用してもらえるようにするためのマーケティングとなります。
リテンションマーケティングの必要性
ダウンロード数が数百万以上あるアプリゲーム、グリーやモバゲーなどのプラットフォームの中のゲームはどちらも新規ユーザーを獲得することが難しくなってきます。もちろん新規ユーザー獲得の為の施策や広告も打ちますが、利用をやめてしまったユーザーにもう一度遊んでもらう事は新規ユーザーにアプリをダウンロードしてもらうことと、同等の価値があります。
利用をやめてしまったユーザーにもう一度遊んでもらい、再度継続的に遊んでもらえるようになればDAUが上がり売上にも繋がっていく為ほとんどのソーシャルゲームでリテンションマーケティングを行っています。
リテンションマーケティングの方法
一度利用したユーザーにだけ広告を配信する
新規ユーザー向けとリテンション向けで広告を分け、リテンション用の広告ではカムバックの報酬や新しいキャラやイベント等、ユーザーに「昔遊んでたゲームで新しいことをやっている」「このゲーム、もう一回遊んでみよう」とユーザーに再度興味を持ってもらえるようにします。
新しい要素を入れる
こちらは現在遊んでいるユーザーが飽きないように、やめてしまったユーザーが再度リテンション広告を見て再度興味を持ってもらえるように定期的に新しい要素を入れていかないと長続きするゲームにはならないです。毎月恒例のイベントでも少し報酬を変えるだけでユーザーの熱が上がりアプリランキングの上位に食い込めたりします。ゲーム自体が盛り上がるとそれだけで一度やめてしまったユーザーが再度遊んでくれる可能性が上がります。
リテンションユーザーに対しての報酬
カムバックキャンペーン等ほとんどのゲームがリテンションユーザーに対しての報酬を行っています。一度やめてしまったユーザーのやめる理由は[飽きた] [クリアできない] [そもそもチュートリアルが長く初めの段階でやめてしまった]等様々です。そのため離脱してしまったユーザーがどんな状態でやめてしまっているか集計しどんなカムバックキャンペーンを打つか、どこを改善するか決めます。[飽きた]が多い場合は新規施策とともにその施策で使えるキャラを配ったり、[チュートリアルが長い]場合はチュートリアルを改善し、盛り上がっているイベントで使えるキャラを配ったりします。
リテンションマーケティングを行う上で最も重要な事はどれだけユーザーの声を集められるかになります。ゲーム内でチャット機能があれば内容を追ったり2chや掲示板サイトを追ったり僕もユーザーの声を集めることに時間をかけ施策を決めます。うまくユーザーの声を集める仕組みを作ることができればユーザーが離れにくく戻ってきやすいゲームが作れると思います。
ご拝読ありがとうございました。