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アンケート用紙とハイレベルな戦いをしたお話

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f:id:marctech:20161010185811p:plainこんにちは、デザイナーのひとみです。

今回は、デザインじゃないようでデザインにつながるお話をしようと思います。

手書き式のアンケート用紙って、難しいなあと感じて"しまった"という内容です。

 

今週、とあるデザイン系のイベントに参加してきました。

イベントによく参加されるかたはご存知かと思われますが、イベントに参加すると、アンケートの記入をお願いされることが多いのです。

今回もアンケートの記入タイムがありました。

 

手書きのアンケートで1分程度で終わりそうなもの。

 

しかし、ある項目で躓いたのです。

 

まずは性別、チェック式。

年齢、記入式。

満足だったかどうか、チェック式。

ここまでは順調だったのですが次の項目でしばらく考えることになりました。

 

職業、記入式。

みなさん、そんなのすぐに書けるだろと思いますよね。

いつも書いてるだろと。

記憶でも飛んだのかと。

どうしちゃったんやと。

しかし、一緒に参加した方も一緒に「職業って何?」という話をして議論になったのです。

様々な議論の末、最終的に「会社員」という結果に繋がりました。多分正解です。

(途中で「職業」がゲシュタルト崩壊して「業?業?業ってなに?業とは??職種とは違う?」と、ひたすら「業」という言葉を連発してました笑)

 

 

なぜ「職業」が分からなくなってしまったのか

その後ずっと、なんで分からなくなったのかひたすら考えてましたが、自分なりに見つけたので解説します。

  1. 普段、WEBサイト上やアプリ上、いわゆるデバイス上で操作することが多く、「職業」という欄はだいたいがプルダウン形式やチェック形式で頭を使わなくともリストから選ぶだけでよい環境に慣れてしまっている。
  2. その場にいる人のほとんどが「会社員かフリーランスであろう。」という認識だったがために、アンケートにわざわざ記入することではないという固定概念。
  3. 今まで参加した同じようなイベントで配布されるアンケートで聞かれるのは「職種」が多かった。

この3つが記入式の職業欄で躓いた原因ではないかと思われます。

 

そう、普段、職業を記入することってほとんどないのです。しかも会場にいるほとんどの人が会社員の中で。

 

この謎は他の記入式アンケートを配布したイベントでもありました。

50項目はある職種の中から、1つだけ選ぶというものです。

項目数に圧倒されて文字が認識しずらくなったのとそのリストから選ばないといけないということから脳が思考停止。「IT・データ通信系」という項目が本当に自分に合っているのかが分からなくなる現象がありました。

なぜなら、他にも同じようなニュアンスの項目があったり自分の中で「IT・・・?ITよりもWebっていう項目はないのかな・・・。だってこのイベントIT系のイベントだよね・・・。ITっていう項目いるのか?」とセグメントの粒度に疑問を抱いたからです。

 

 

結果、それっぽい項目を探す。それっぽい回答を答えるというふわっとした気分を味わうことに。

1分間のうちにめちゃめちゃハイレベルな質問されたことに戸惑う社会人。

 

 

どこがデザインの話につながるのか

  • 状況によって出す情報を変えよう
  • 少ない選択肢は記入ではなく、いくつか項目を出して選択させよう
  • 文字の大きさやマージンの取り方で気持ちを下げないようにしよう

以上は、デザインの力だと感じます。

 

状況によって出す情報を変えよう

人間しかいないのに「あなたはどういった生物か」という項目は出しませんよね。

サービス内容や、状況によって項目を絞ることでユーザーは一手間省けます。

今回の場合、ほとんどの人が会社員、数人がフリーランス、数人が経営者、稀にその他だったかと思われます。であれば、アンケートにとる必要があったのかと言われるとそこよりもエンジニアなのかデザイナーなのかマーケッターなのかを取得したほうがユーザーも迷わないですし、取得する側も適切な質問かと思われます。

また、女性がターゲットのサービスでデフォルトで男性にチェックがついてることは不自然ですよね。

「かしこいデフォルト」を目指して出す情報を変えてみましょう。

 

少ない選択肢は記入ではなく、いくつか項目を出して選択させよう

2択しかないのに記入させてしまうのは、ユーザーからしてみると手間です。

逆に、多すぎる項目を選択式にするのは、その中から考えて自分にあったものを探さないとならないという手間が発生します。

なるべくユーザーには楽をさせることがよい体験に繋がります。

選択肢が少ない場合は項目を見せることですぐに理解ができ、素早い解決につながるでしょう。

 

文字の大きさやマージンの取り方で気持ちを下げないようにしよう

文字は読みやすさ、記入のしやすさを重視し、ときには自分自身で体験をして調整しましょう。

多すぎる項目を小さな文字で選択させるという体験をユーザーにさせないだけでも、離脱や未記入が防げるでしょう。

また、記入後に「めんどくさかったなあ。苦痛だったなあ」と感じられるのはとても残念ですよね。できることなら、「とても簡単で分かりやすいアンケートだった。これならば他の人に紹介するときにもポジティブな紹介ができる」と感じてほしいと思います。

せっかく情報を取得するのであればお互いがいい体験で終われるようにしたいですね。

 

 

 

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