よくあるABテストでWEBサイトの価値を最大化させる
こんにちは。
インターネット広告の領域を担当しているクボタです。
さっそくですが今回は"WEBサイトの価値を最大化させる"というテーマで記事を書かせていただきます。
そもそもWEBサイトの価値を最大化させるとは?
様々な意見があると思いますが私が良く見かけるのは「WEBサイトを成長させ、ユーザー数を増やし、コンバージョンを最大化させ、結果売上を増加させる。」といったニュアンスになります。
要するに売上のためにWEBサイトのデザインなどをこねくりまわしましょう。という感じです。
WEB上でECサイト筆頭にBtoB/BtoC/CtoCと、多様なビジネスモデルがある中、大枠どのビジネスモデルもWEBで商売をしている限り「WEBサイトの価値を最大化」は重要かつ長期的な課題かと思います。
そこで今回は数多くある、WEBを成長させるための施策のひとつの「ABテスト」を5つのポイントし絞って説明していければと思います。
Sec1 ABテストってなに?
ABテストとはWebページの一部分、または、ページそのものをAとBの2パターン用意し、どちらの方がより効果の高い結果が得られるかを検証する方法になります。
さてさてWEBページの一部とはなんのことでしょうか?
例えば良く行う施策として購入ボタンやファーストビューを別のものにし、どちらが効果が良いか調べたり、ページそのものの場合は、お問合せ画面やランディングページをまるっと違うテイストに変えてみるなどなど。
個人的には一部分のABテスト好きです。工数もかからずスピード感をもって早い段階で結果が見える取り組める施策と思っています。
Sec2 具体的にどんなことするの?
上記の画像ですが、有名なABテストになります。オバマさんのWEBページですね。
左側が初期状態、右側が最終的な最も効果の良い組み合わせだそうです。
ABテストのバリエーションとしては
メインビジュアル部分を6つ用意
右下のコンバージョンボタンを4つ用意し
6×4=24通りテストし、結果的にこのABテストはコンバージョンが最終的に40.6%アップしたとのこと。
WEBサイトの改善としては大成功ですね。
Sec3 ABテストの定義
ABテストは売上やコンバージョンを上げるために必要な施策になってきます。
この施策は単発で行ってもあまり意味がありません。
商材や、ビジネスモデルによっては0.1%の購入率しかあがらない場合がありますが、継続してABテストを行うことでWEBを成長させ0.1%の積上げが最終的に5-10%アップと改善結果に繋げることが目的です。
長期的に、計画性を立て実施することがとても重要になってきますね。
Sec4 ABテストを効率的かつ効果的にやるには?
実はココがかなり重要だと思っております。
必ず期限を設け、仮説を付けて検証することですね。
どんなに良い結果が出ても"なぜ"その結果になったが分からないと、一時的な効果アップにしかなりません。
ただ闇雲にボタンの色味を変えたり検証期間がバラバラだと、色味が要因なのか、それとも時期が要因で効果改善になったかわかりません。
そしてどんな検証であれ、仮説をつけて検証すること。
例えばゲーム商品のランディングページのファーストビューにあるメインコピーに2つ案を出したとします。
A案:1000万人がドハマり!!みんなやってる乗り遅れるな!!
B案:オモシロ過ぎて寝れなくなるので絶対にプレイしないでください!!
上記2つのコピーはただ闇雲に考えた訳ではなく仮説を元に制作しています。
どんな仮説かというと。
"行動心理学"
そうなんです。行動心理学を元に広告のコピーやクリエイティブをつくると自然と根拠となり、仮説立てもしやすいかと。
A案の「1000万人がドハマり!!みんなやってる乗り遅れるな!!」
これはバンドワゴン効果という日本人に良く刺さる効果と言われています。
日本人は、周りのみんなが使ってるなら安心だ。とか、流行っているものが欲しくなっちゃったり。
iphoneなんか良い例ですね。
B案の「面白すぎて寝れなくなるので絶対にプレイしないでください!!」
これは有名ですね。ダチョウ倶楽部さんの「押すなよ!押すなよ!」から由来がありダチョウ倶楽部効果といいます。ウソです。
これはカリギュラ効果と言い、人は禁止されるほどやってみたくなる心理現象があるそうです。
小学生のときに学校にある非常警報ボタン?(あの赤いやつ)押したくなった人は多いはず...。
そういった逆なでするようなイメージですね。
もっと身近なところでたとえると雑誌の袋とじも同じ心理現象のようです。
Sec5 まとめ
長々と書いてしまいましたが、ABテストを行う上では、目的に合わせたテスト箇所、適切な期間でのテスト、闇雲ではなくある程度根拠のある施策、一回のテストで終わらず長期的なスパンで見ること。
そして溜まったテスト結果を元により細かいABテストを行い、WEBサイトを成長させましょう。
以上、ご拝読ありがとうございました。
※あくまで個人的な見解も含みますのでご容赦くださいませ。
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